あまちゃんが終わってしまった

今日9月26日土曜日は、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の最終話の日でした。

 

全国で、どれほどの人が今日が来ないでと祈ったことでしょうか。もちろん私もその一人で、あまちゃんの世界にすっかり魅了され、毎日レコーダーに録画し、1日に何回も見てしまっています。
何がこれほど私だけでなく、日本中の人の心を揺り動かしたドラマだったのでしょうか。

 

宮藤さんの練りに練った脚本、大友さんの軽妙な音楽、能年玲菜ちゃんの清純なかわいらしさなどヒットする要素はたくさんありました。

 

ただの東北の田舎の中で、蠢いている村社会の話といったらそれまでです。

 

しかし、ここには日本人が遠く置き去りにして来てしまった地域の絆があります。東日本大震災以降、絆という言葉が盛んに使われましたが、絆とはお金を出すことでも、ボランティアすることでもない。人と人とのつながりだということをこのドラマは教えてくれたところが、万人に受け入れられたからではないでしょうか。

 

リアスに集う人たちの笑顔を見るたびに、私は涙が出てきてしょうがありませんでした。今や、隣の人は何する人ぞと無関心で、聞きたくもない殺人事件が毎日報道され、痛ましい事故も繰り返されています。しかし、あまちゃんの世界は、みんなが励ましあいながら生きている。

 

かつて、日本人の誰もが持っていた連帯意識、助け合い、励まし合って、明日を夢見て生きてきた世界にもう一度戻りたいということをあまちゃんというドラマに投影したのではないでしょうか。
この奇跡のような100年先でも語られるであろうドラマをリアルタイムで見ることのできた私は、幸運でした。さようなら!あまちゃん!